U-30 Under 30 Architects exhibition 2011
30歳以下の若手建築家7組による建築の展覧会(2011)

公募による出展者募集の選考結果について

 このたびは、「U-30 Under 30 Architects exhibition 30歳以下の若手建築家7組による建築の展覧会(2011)」出展者公募にご応募いただき、誠にありがとうございました。

 今回の公募では、予想を大きく超えた多数のご応募をいただくことができ、審査に時間を要しましたことをお詫び申し上げます。

 主催者及び関係機関による厳正な選考を行いましたところ、今回の「U-30 Under 30
Architects exhibition 30歳以下の若手建築家7組による建築の展覧会(2011)」への出展が決定しました4組を、指名建築家3組と共に発表します。

 また昨年に引き続き、U-30展出展者と建築家・伊東豊雄氏によるシンポジウムTならびに、五十嵐淳氏、平沼孝啓氏、藤本壮介氏らが一同に集まるU-30出展者のひと世代上の建築家とのシンポジウムUにもどうぞ注目をしてください。

 今秋から約1ヶ月の期間、大阪で開催をします展覧会にどうぞご期待をください。


U-30出展若手建築家7組

大西麻貴 Maki Onishi
1983年愛知県生まれ。2006年京都大学工学部建築学科卒業。2008年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2011年より横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSA設計助手。大西麻貴+百田有希共同主宰。主な作品に「千ケ滝の別荘」2006〜(SDレビュー2007鹿島賞)、「都市の中のけもの、屋根、山脈」2008、『ダブルクロノス展』出展作「夢の中の洞窟」2009(東京都現代美術館)、「二重螺旋の家」2011などがある。

海法圭 Kei Kaihoh
1982年生まれ。2007年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程(千葉学研究室)修了後、西沢大良建築設計事務所を経て、2010年海法圭建築設計事務所を設立。主なプロジェクトに、「西田の増築」、「コーネリス・ホランダー展」(展示構成)、「Mビル屋上プロジェクト」(アーティスト3名と恊働)、「CO2±0住宅共同開発事業」(パナホーム・東京大学・日建設計と恊働)などがある。また、国際ワークショップCity Switchに参加し「神迎の灯」(行灯デザイン)なども手がける。

加藤比呂史、ヴィクトリア・ディーマー Hiroshi Kato, Victoria Diemer
加藤比呂史は、1981年東京生まれ。2004年武蔵工業大学卒業。 2004年-2010年藤本壮介建築設計事務所、2010年日建設計、2010年-2011年COBE/Copenhagenを経て、2010年KATO & Victoriaを共同設立。
ヴィクトリア・ディーマーは、1983年コペンハーゲン生まれ。2009年オーフス建築大学卒業。 2009年-2010年藤本壮介建築設計事務所を経て、2010年KATO & Victoriaを共同設立。

金野千恵 Chie Konno
1981年神奈川県生まれ。2005年東京工業大学工学部建築学科卒業。2005-06年スイス連邦工科大学派遣交換留学プログラム奨学生。2011年東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程修了。2011年より神戸芸術工科大学大学院芸術工学専攻助手。2011年オーストラリアクイーンズランド大学客員研究員。著書に「WindowScape 窓のふるまい学」(共著、フィルムアート社)がある。

瀬戸口洋哉ドミニク Dominik Yoshiya Setoguchi
1981年広島県生まれ。2004年大阪芸術大学芸術学部建築学科卒業。2004年より新田正樹建築空間アトリエ勤務を経て、2010年dygsa設立。主な受賞歴に、卒業制作ゲスト審査員特別賞西沢立衛賞、2007年新建築住宅設計競技2等がある。住宅・店舗の設計・デザインを主の活動とし、インスタレーションユニット100Q.を共同設立。犬島時間、100万人のキャンドルナイト等にて作品の展示を行う。

増田信吾、大坪克亘 Shingo Masuda, Katsuhisa Otsubo
増田信吾(1982年東京都生まれ)と大坪克亘(1983年埼玉県生まれ)は別々の大学を卒業後、2007年から東京を拠点として共同での設計活動をはじめる。2008年「風がみえる小さな丘」(島田雄太共同設計)が鹿島出版会SDReview2008に入選し、翌年2009年「たたずむ壁」(ATELIER hH共同設計)が 鹿島出版会SDReview2009に入選する。2009年竣工した「ウチミチニワマチ」が社団法人愛知建築士会名古屋北支部建築コンクールに入賞する。

米澤隆 Takashi Yonezawa
1982年京都府生まれ。2007年国立大学法人名古屋工業大学工学部卒業。現在、同大学大学院工学研究科博士課程。「HAP+associates」主宰。主な作品に、「S邸-生きている建築-」2006(中部インテリアプランナー協会学生賞)、「9つの家と3つの家族と1つの畑」2007(sustainable architecture and design 07入選)、「ディスプレイ壁の中に住み込む家」2008、「のれん」2010(Under 30 Architects exhibition招待出展)、「オモヤとハナレ」2011(SUSアルミ建築 30歳以下の建築家による指名設計競技優秀賞 )、「公文式という建築」2011(SDReview2008入選)などがある。


最後に

 この度の公募による募集では、本当にたくさんのご応募をいただくことができ、本当にありがとうございました。 ご期待沿えるような展覧会になりますように、今回、出展の決まった建築家の皆さんと共に協力をして、良い展示にしていけるように精進していきます。
  今秋、開催の展覧会にどうぞご期待ください。


 また、3ヵ年をひとつの区切りとしたこの U-30 展覧会は、最終年度開催に向けての準備を進めております。つきましては、ご好評いただいた来年(2012年)に向けての公募を、今年より半年早い時期の9月より行う予定にしています。
  こちらも合わせてご期待ください。